【リク】転校生はハイグレ戦士 Scene1:覚醒

こんにちは、二週間ぶりの更新ですね。
今回は「公約」を少し果たそうと思います。

それはズバリ、ネタ投書スレに寄せられたネタの文章化です!

スレには設立1日と経たずに2つのネタが寄せられていたのですが、面白いんだけどどちらも書くとすんごく長くなりそうで、正直ごめんなさい><と思っていました。
けど、こうして書くネタもなく日々が過ぎていくくらいなら、やはり文章化すべきですよね。毎日少なからずカウンターは回っているのに、何も更新がないのは申し訳ないですから。

ということで、せめて>>2さんのネタだけは頑張ってみたいと思います(>>4さん申し訳ありません、今後何かしらの形で設定を取り入れられたら……!)。
でも重ねて言いますが、こんなあらすじ書かれたら物語にした場合絶対に長くなります。
だから今回は冒頭部分だけです。だけど原稿用紙換算35枚、小説王国のレスにして4レス分ですので、ボリュームは心配無用です。
ついでに言うと自分の三人称形式の書き方のお披露目でもありますね。

これ以上の言及は、本文を読んでいただいた後にします。
では、どうぞお楽しみください。



アクション仮面vsハイグレ魔王 After If:転校生はハイグレ戦士 Original by >>2
 Scene1:覚醒

  Scene2-1:友達
 

 少女は未だ慣れない学校からの帰り道を、独り肩を落として歩いていた。今はまだまだ残暑の厳しい9月。半袖のワイシャツが汗を吸って肌に張り付き、少女にじっとりとした心地悪さを与える。
 最寄りの駅を出てまだ数百メートル。故に家まではあと2km近く歩かねばならない。その事実が、更に彼女を落胆させた。
「……こんなことなら、転校なんてするんじゃなかった……」

 転校。
 小中学校で同じクラスに転入生がやってくることを経験したことはあったが、まさか自分がその立場になる時が来るなんて、思ってもいなかった。
 それを親から切りだされたとき、16年と少々の人生の中で最も驚愕したことを、彼女は鮮明に記憶している。
 そのとき通っていたのはレベル的に安全圏で家からも近いという理由で選んだ高校だったが、わりかし楽しく過ごしていた。最初は心配だった友達もそれなりにでき、勉強もクラスのなかでは中の上。珍しさから何となく入った弓道部のしごきがきついこと以外、特に不満のない生活だった。
「お前が望むなら、アパートを借りて一人暮らしをすればいい。父さんは、お前の意見を尊重しよう」
 とある初夏の日の夕食時、神妙な顔で父は言った。隣の母は俯いたままで口を開かなかった。
 少女はしばらく硬直した後、「私も行くよ」とだけ返事をした。瞬間、父の表情が僅かに緩んだのを少女は見逃さなかった。
 しかし、「満足」とは失って初めてありがたみに気付くもの。いざ転校をしてみると、今までの生活がどれだけ恵まれていたかを痛感した。
 転校を受け入れたとき彼女の脳裏によぎったのは、弓道部のコーチの顔だった。大げさに言ってしまえば、今通っている高校での友人や立場などというものと、弓道部から逃げられることや家族と離れたくない気持ちとを天秤にかけ、まだ皿の揺れが治まらぬうちに後者を選んでしまったような、その程度の浅はかな決断だった。
 今更それを悔いても遅い。そんなのは分かっている。だけど……。
「えっと、東京から来ました、――あの、鈴、その……鈴村、桜です。こちらのことはまだ……えっと……よろしくお願い、します……」
 高校二年生の夏休み明け、二学期開始のタイミングで転入した少女――桜だったのだが、転入生にとってもっとも重要な自己紹介で失敗をした。いや、正確には桜は事前に台詞の練習をするなど、万全の準備を整えてこの日に臨んだ。誤算は、相手が都会に憧れる一地方都市の生徒であること。「東京」と耳にした瞬間に教室は大熱狂、桜の声などまったく届かない状態になったため折角の原稿など役にも立たず、名前すらまともに聞いてもらえないで文字通り閉口してしまい、仕方なく充てがわれた席に着いてしまったのだ。
 それでも初めは珍しさのため、みんなに囲まれた。しかし日が経つにつれて東京からの転校生は飽きられ、もとの自分達の輪に戻っていってしまったのだ。そうなってしまえば、部外者はもう入り込む余地もない。元からそれほど社交的でもなかった桜は、クラスで完璧に孤立した。
 その他にも楽しいと思う出来事などまるでなく、だったら東京の方がマシ……そう、何度呟いたことか。

 転校から二週間目も半ばを過ぎようという今日も、学校での扱いは変わらない。最近ではすっかり不貞腐れてしまった桜の新たな日課は、帰り道にガンガンにクーラーの効いたスーパーに入って涼み、それからカリカリ君――決してキャットフードなどではなく、れっきとした清涼飲料水味の棒状氷菓である――を買って屋外で食すことだった。実は桜の隠れた自慢でもある「食べても食べても太らない体質」のおかげで、食欲のままにアイスに手が伸びてしまうのだ。買い食いの衝動が自身のストレス由来であることくらい、桜だって自覚はしている。それでも暑さや体質に責任を転嫁してまた今日もスーパーに足を伸ばしてしまう――。
 ――そこの、お嬢さん。
 ガラスの自動ドアが反応する直前、背後からか細くしゃがれた声がかけられた気がして桜は立ち止まった。しかし、近くにそれっぽい老人は見当たらない。
「誰、ですか?」
 聞き間違いだったのだろうか。それとも……? 考えるうちに暑さを忘れ、それどころか身体が芯から冷えきっていく。クーラーの人工的な涼しさとは全然違う感覚が体中の皮膚を粟立たせる。
 ――こっちへ、おいで。
 いや、今度こそはっきり聞こえた。そう確信して桜は、声のした方向を探し出す。おそらくスーパーの向かい側だろうと考えて通りを横断するも、やはり怪しい人物はない。だが代わりに、そこには人一人が通れるくらいの狭く薄暗い路地があった。どう考えても不気味で、周囲とは異質で、空恐ろしい路地。それに、先ほどの悪寒に似た張り詰めた空気が満ちているのがわかる。
 間違いない。この先に声の主はいる。
 桜は放置された段ボール箱や空ビンの入ったケースの山を避けて進んだ。その間に、一層の寒気が桜を包んだ。今日はアイスじゃなくてもいいかな、そんな風に考えつつもう少々歩くと、路地は終わりを迎えた。
 桜の目の前に忽然と現れたのは、木造で古めかしい、まるでそこだけ現代から取り残されたかのような、そんな駄菓子屋であった。
「……こんな所に駄菓子屋なんかあったんだ」
 まだまだ知らない場所も多いんだなぁ。桜は店先に置いてある10円の菓子をつまみ上げ、しげしげと眺めた。着色料で鮮やかに彩られた小さな駄菓子たちは、食欲とはまた違った部分をくすぐる魅力に溢れていた。
 とりあえず、のれんを潜ってみることにした。と同時に桜の鼻孔を、独特のレトロな匂いがくすぐる。
「いらっしゃい」
 正面にいたのは、聞き覚えのある小さな声の老婆であった。皺だらけの丸い顔、頭の天辺でまとめた白髪。駄菓子屋の店主としてこれ以上似合う者はいないだろうという出で立ちだ。
 その老婆に、桜は会釈する。
「こ、こんにちは」
「高校生、かい?」
「はい。ちょっとこのお店が目に入ったもので」
 私のことを呼びませんでしたか? とまでは言えなかった。この人の声が自分の耳に届く可能性よりは、幻聴だったという方がまだ信憑性がある。
「……ゆっくりしていきな」
 老婆は壁際にある、摩耗によって表面に光沢を帯びた木製のベンチをちらりと見た。買ったものはここで食べていってもよい、ということだろう。
 桜は頷くと、狭い店内を何周も巡って、カリカリ君一本分と同じだけの金額になる組み合わせを悩みながら選んでカウンターに置いた。
「じゃあこれ、お願いします」
「あいよ、60万円」
「へ? ……あっ」
 法外な値段を提示され一瞬たじろぐも、すぐにそれが駄菓子屋ジョークであることに気付き、恥ずかしさとともに笑いが零れた。
 手提げ鞄から財布を取り出して小銭を手渡そうとした瞬間、桜はふと老婆の背後に置いてあるお菓子に目を奪われた。それは子供向けではあるが、駄菓子の部類というよりはスーパーでよく見るようなスナック菓子だった。
「それ、チョコビですよね」
「そうさな」
 落書きのような顰め面のピンクのワニが印刷されたパッケージが特徴的な、チョコの菓子。現代っ子である桜にとって駄菓子の品々は馴染みが薄く、ただ物珍しさに惹かれていただけなのだが、チョコビは違う。桜も幼少期によく食べていた、思い入れのあるお菓子である。しかし最近ではすっかりご無沙汰だった。
「……それも、ください」
 半ば無意識に、口が動いていた。言い切った後にしまった、と思ったが、まあたまにはいいか、と購入を決める。
 老婆は非常にゆったりとした動きで、チョコビが一ダース入った段ボール箱ごと持ってきて、カウンターにドンと載せた。
「あ、あの、これ全部って意味じゃ……」
 桜は慌てて否定する。それに老婆は、
「こいつにゃおまけが付いとるでの。好きなやつ選びんしゃい」
 そういうことだったのか、と納得して胸をなでおろした桜。おまけと言っても、ペットボトル飲料に時々付いているような感じではなく、初めから商品の箱に同梱されている形式のようだ。桜はひとしきり逡巡し、やがて一つを手に取った。
「……それで、ええな?」
「はい」
 その瞬間、老婆の薄い眉がぴくりと動いたのを、桜は目撃した。一体どうしたんだろうと訝しんでいるところに追加料金を含めた請求をされたため、桜はそれ以上考えずに素早く全額を支払い、それから駄菓子とチョコビを抱えて椅子に座った。老婆は桜に背を向け、店舗奥の居住スペースへと引っ込んでいってしまう。店内には、桜一人が残された。
 外ではヒグラシを始めとするセミたちが、未だに騒がしく鳴いている。なのに今、桜はそれほど暑さが気になっていなかった。日陰だからなのか、逆に涼しい感じさえする。
「ま、いっか。いただきまーす」
 まずは駄菓子に取り掛かる。小さなヨーグルト風のもの、棒状のラムネの箱、ソース塗れで太郎と名のつく板状のものなどなどを順に食べていき、昭和の世に思いを馳せた。
 そうして最後に残ったのがチョコビである。駄菓子だけでは舌はともかくお腹は満たされなかったが、これを食べれば今日は充分だろう。
 久々の味にワクワクしながら、ミシン目をバリバリと開封していく。そういえば、おばあちゃんはおまけ付きだと言っていたな、と思い出す。果たして中から現れたのは。
「――カード?」
 星粒のようなチョコビに埋もれて、六角柱の箱の幅ギリギリに封入されていたそれは、取り出してみるとトレーディングカードのようなものだった。
 これは顔? それか仮面なのだろうか。弓なりの目と口はそれぞれ赤く、顔の向かって左半分は黄色、右半分は青にきっかり分かれている。そして右頬には緑の星があり、極めつけに赤モヒカンがそびえていた。不気味を通り越して奇っ怪な、ピエロと呼べなくもないそんなキャラクターだった。
「何かの戦隊物の敵なのかな」
 チョコビに付いてくるカードなのだから、これも子供向けの番組のものであると考えるのが一番しっくり来る。自分なりに納得すると、カードを傍らに置いてチョコビを食べだした。一粒一粒を噛むたびにカカオの味が口いっぱいに広がり、桜は懐かしい味に浸っていった。
 その間頭にあったのは、ついさっきのカードのことだった。口を動かしながらも、実は何度もあの激しいコントラストの絵を見ていたのだった。かわいいとかかっこいいという感情とは少し違う、よく分からない感情。しかし、心惹かれていることに間違いはなかった。
 チョコビを食べ終わってからしばらくしても、桜はそのキャラクターの顔から目が離せずにいた。まるでカードとにらめっこをしているかのように、じっと見つめる。それほどまでに、桜はカードに引き込まれていた。そんな自分が、不思議だった。
 ――ホ、ホ、ホ。
「ん?」
 突然、どこからか太く高い笑い声が聞こえてきて、桜は首をかしげる。さっきのおばあちゃんのものではない。じゃあ、他に誰かがいるのだろうか。店の外に出て左右を見渡しても、そこには人っ子一人いやしない。
 それにも関わらず、再び同じ声がした。
 ――アナタに……決・め・たっ♪
 ゾクリ、と身の毛がよだつ。まるで、幾万もの瞳に見つめられているかのようだ。嫌に艶やかな何者かの言葉は、今度は間違いなく店の中からのものだった。
「だ、誰? 誰かいるの……?」
 恐る恐るテーブルの下やカウンターの裏を確認して回ったが、やはり誰の姿も見つからない。とすると、あとはおばあちゃんが入っていった部屋の中しかない。そう思って障子を開こうとした瞬間だ。
 ――ホホホ。こっちよ桜。アタシのところに来なさい?
 “桜”と、声は確かにそう言った。誰とも知れぬ不可思議な声に名前を呼ばれ、桜は――何故かとてつもない安心感に包まれた気がした。例えるなら親の腕に抱かれ子守唄を聞きながらうたた寝するかのような、それほどの心地よさが、桜の胸に去来した。
「……うん……」
 ふらふらと覚束ない足取りで桜が向かったのは、ついさっきまで座っていたベンチ。それから、置いてあったカードを両手でおもむろに取り上げる。
 紅い双月と桜の双眸が、交差した。
 ――いい子ね、桜。
 バタンッ! 勢い良く駄菓子屋の店先の扉が閉まった。電灯のついていないその空間は、一瞬のうちに完全な暗闇となってしまう。
「え、ど、どうして!?」
 扉の音のおかげで覚醒した桜は、なぜ独りでに扉が動いたのかということと、そしてなぜ今自分がカードを手にしているのかということの両方に驚いた。何も聞こえない。何も見えない。ただひとつ、カードに描かれた仮面を除いて。
 ここはおかしい。とりあえず外に出ないと。そう思って出口の方に向かおうとするのだが、足が動かない。いやそれどころか、カードの仮面の瞳から視線を外すことさえ、叶わなかった。
「何……何なの……!?」
 まさに釘付け。動けない――いや、動きたくない? こんな変な仮面なのに、どうしてかずっと見ていたい。そう思っている自分に気付き、余計にパニックに陥っていく。
 やがて、絵であるはずの仮面の口が、開いた。
『アタシの大事な桜。アタシのために――ハイグレにおなりなさァい♪』
 刹那、桜の手の中の仮面から、ピンク色の閃光が迸った!
「きゃああああああああああああああああああっ!」
 視界が鮮やかなピンクに塗りつぶされ、体中をその光が一気に包みこむ。桜には何がなんだかさっぱり分からなかったが、その不明への恐怖感によって腹の底から悲鳴を上げた。
 光のなかで大の字になった桜の服装に、異変が生じ始める。桜が着ていたワイシャツとチェックのスカート、そして下着類までもが徐々に消失していく。だがそれによって丸裸にされてしまったわけではなく、服が消えるのと入れ替わり桜の身体を包む、ワンピース水着型のヴェールのようなものが形作られた。
 ピンクの光はすぐに水色へと様変わりした。するとヴェールは僅かに色と存在を濃くした。また、反比例して制服は形状を失う。そして再び光がピンク色になると、更に一段階ずつヴェールと服は濃く、薄くなっていく。
 これらの行程を時間にして5秒程度繰り返し続ける。5秒とは、桜の叫び声がまだ尾を引いているうちである。点滅する光は、桜の制服を完全に消し去り、代わりに水着を確たる存在に仕上げたところで、役目を果たして掻き消えた。
 肺から空気を吐ききってしまった桜は一息吸うと、そこでようやく自身の異変に気がついた。
「え、ええっ!? 何この格好!?」
 これまで一度も着たことがないような、薄ピンク色で急角度のハイレグ水着が、肌にキツく食い込んでくる。決して小さくないその胸は水着の圧迫力に負けて押し固められてしまい、そして腰回りのラインもくっきりと浮かびあがっている。少なくとも一分前には制服姿だったはずなのに、一体どうしてしまったんだろうか。
 こんな真っ暗闇で誰が見ているはずもないのに自分の姿が途端に恥ずかしくなって、桜は顔を赤くしてしゃがみ込んだ。そしてはたと思う。
「……暗いのに、どうして自分の格好が見えてるの?」
 そう、足元の床の色さえも判別できない程の視界しかないにも関わらず、桜の目には自身の容姿だけはくっきりと明瞭に写っているのだ。手足も、ハイレグも、その色も。
 ――そしてもう一つ、闇に浮かび上がる影があった。
『ホホホホホ! とーっても似合ってるわよ、その姿』
 もう間違いない。桜は声の主を確信していた。同時にその相手は、自分をこのような姿にした者であるということも。
「あ、あなたなんでしょ? カードのピエロさん。私を呼んだのも、これを着せたのも」
 赤面しつつ言うと、宙に浮遊していた仮面のカードがプルプルと小刻みに揺れだした。そして、カードの表面が出っ張って丸みを帯びたように見えるや否や、どんな3D映画よりも実体を持った仮面が勢い良く飛び出して桜に迫った。桜はギョッとして思わず尻もちをつく。
『そーよォ。飲み込みの早い子は嫌いじゃないワ。……でも、一つだけ大きなカンチガイ』
 よく見ると、仮面は仮面だけではなかった。桜の目の前にいたのは、仮面をつけた人間のような“何者か”であった。人間だと断定できない理由は、仮面では隠せていない耳や首元から覗く肌の色が、水色であったから。
 “何者か”はトサカ状のモヒカンとその余りを後ろにくくった燃えるような赤髪をブンブンと振り回し、大声を張り上げる。
『アタシをピエロなんかと一緒にするんじゃじゃないわよ! アタシは、オ・カ・マ♪ そして』
 黒いマントをはためかせ、“何者か”はカードから完全に飛び出して着地した。背丈は大人の男性とさして変わりはない。しかし桜は“何者か”から、言葉に表せないような威圧感、存在感をひしひしと感じ取っていた。――この人に命令されたら逆らえない。服従しなれければいけない。そんな感情が、自然と浮かんできてしまうのだ。
 “何者か”のマントの中からこれまた水色の細腕が覗いて、仮面に手を掛けた。次にそれを90度回転させると、ピンクのアイシャドーをベッタリと施した両眼が顕になる。
『アタシはハイグレ魔王! この地球の支配者! ……まァ、未来のだけどネ』
「ハイグレ……」
 桜はその単語を反芻する。初めて口に出した言葉の割に、滑らかに発音できたことに驚く。奇妙なほど、しっくりくる響きだった。
 ハイグレ魔王と名乗った“何者か”は眉尻を下げる。
『アナタはアタシに選ばれたの。アタシと一緒に地球をアタシたちの星にするための、仲間としてね』
 何を言っているか理解できない気持ちが半分、話の腰を折ってはいけないという思いが半分、桜は固唾を呑んで次の言葉を待った。
『今のアナタはハイグレ人間! 感じないかしら? 全身にみなぎるハイグレパワーを!』
 と言われても今身体が感じているのは、ピチピチの水着による締めつけ感くらいのものなのだけれど。とは思っても言えなかったが。
 桜の反応がないことを見て、魔王は一息つくと小指を桜に向けてからひょいと立てた。するとその動きに追随して、糸に引かれた人形のように桜は立たされてしまった。
「ひゃぁ!?」
 単に驚いただけならこんな生々しい声は出さない。立ち上がる過程で水着が身体を摩擦して、それが桜にくすぐったさのような快感を味わわせたのだった。
 ひどく恥ずかしくなって魔王から目を逸らし、頬を染めて俯く桜。しかし魔王は、それを許さなかった。
『こっちを向きなさァい、桜。これからアナタにハイグレを、教えてあ・げ・る♪』
 魔王の顔に、独りでに視線が吸い込まれる。桜は自分の身体が、既に我がものではないような錯覚に陥っていく。
 今の状況が何一つ理解できない。でも、とりあえず魔王の言うことに従えば、悪いことは起こらないと思えた。
『ウフフ、怖がらなくてもいーのよ? ハイグレはとぉーってもキモチイイことなんだから。……いいこと? ハイグレ人間とは今のアナタのようなハイグレ姿で、ハイグレポーズをとってアタシに忠誠を誓う者たちのことよォ』
 ……そうなんだ。私は、ハイグレ人間なんだ。
 思考能力すらもまともに働かない中で、桜は不思議なくらい素直にハイグレ魔王の言葉を受け入れた。
「分かり……ました」
 それを聞いた魔王は満足そうに頷き、
『よろしい。それじゃあアタシの動きを真似しなさい』
 マントを勢い良く開いて青い肌とショッキングピンクのハイレグとロングブーツを晒した。そして脚をガニ股に開き腰を軽く落とし、ハイレグの足の線に両手をくっつけた。
 桜も見よう見まねで同じ体勢を取ろうとするが、こんな水着で股を開くなんて、という羞恥心が不意に頭を掠める。いち女性としては当たり前の考えだ。なのに今の桜はそこで思いとどまることなく、大きく足を開いてしまった。
 ……何だろう、すごく恥ずかしい恰好なのに……それ以上にドキドキする……!
 魔王の言葉に従っているという満足感。これから我が身に起こるであろう何かへの好奇心。女性としての禁忌を冒した背徳感。それらが相まって、桜の心は急激に高揚していく。
『行くわよ?』
「はい!」
 ハイグレ魔王は上半身を前に傾け、それから、
『ハイグレッ!!』
 背中を反らすと同時に、腕を水着のラインに沿って、肘と肩が一直線上に並ぶところまで一気に引き上げた! ――“ハイグレ”という単語を叫びながら。
 その姿は桜の目に、とても美しく映った。
 ……私もこれをするんだ。ハイグレを、するんだ!
 桜は決心し、一思いに両腕を引き上げた。
「ハイグレ!!」
 手は水着と肌の境目を駆け抜けて見事なV字を描く。上体を反らすと共に擦れた水着が優しく肌を撫で、桜に己の姿を意識させる。
 初めてのハイグレに、桜は、
「あ……はあぅぅ……っ!」
 ただの一度で腰が砕けるほどの快感の嵐に襲われて、喘ぎ、膝を屈した。
 ……気持ちよすぎる……! なに、これ……!
 その様子を見ていた魔王は、やれやれ、といった視線を送る。
『仕方ないコねぇ。たったこれだけでこのザマだなんて。……だけどアタシが見込んだ通り、素質は十分そうね』
 言って微笑し、パンと両手を打ち鳴らした。すると虚ろな表情で上気していた桜の首周りに、光る粒が現れた。真珠のネックレスのように見えたその粒はやがて胸元の一点に収束し、ビー玉大の珠と変わって消えた。丁度、黄色と青の靄のようなものが内側で流動するその珠をペンダントとしてあしらったネックレスが、桜に掛けられた形である。
 桜はそのことに気付いてはいたが、そちらに意識を回す余裕は存在しなかった。
 そして魔王は再び小指で無理矢理桜を立たせ、腰だめにさせる。
『ハイグレは一度すればいいってもんじゃないのよ? アタシに忠誠を誓うなら、永遠にハイグレ繰り返す、そのくらいの覚悟が必要よ♪』
 桜はこれを聞いて内心、焦っていた。
 ……ダメ、こんなの続けたらおかしくなっちゃう……でも……魔王さまに認めてもらえるのなら!
 本人は無意識でのことだが、この時桜はハイグレ魔王に“さま”と敬称を付けていた。ハイグレの魅力と魔王のカリスマ性によって、桜がどんどんハイグレ人間として染まっていっている証拠であった。
 深呼吸して覚悟を決め、またハイグレポーズを行う。
「ハイグレ!!」
 瞬時に体中に駆け巡る気持ちよさと幸福感! 倒れて無様な姿を晒すまいと堪えた桜は、その代わりにハイグレによる快感の波に溺れていった。
「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!」
 無我夢中で、しかし一回一回ごとの動きをしっかり噛み締めて、ハイグレを繰り返す。
 するとどうだ、先程のペンダントが、桜のハイグレに合わせて煌々と輝き出すではないか。魔王の口元が大きく歪む。
『オホホホホホホッ! イーわ、すごくイイわよ桜! アナタなら立派なハイグレ戦士になれるわァん!』
「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!」
 ……ハイグレ戦士? よく分からないけど、私のハイグレで魔王さまが喜んでくれてる。だったら、頑張らなきゃ!
「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!」
 何度もハイグレポーズを取るうちに、桜の身体にハイレグ水着がしっくりと馴染んできたのが分かった。ハイレグを含めて今の自分――ハイグレ人間の自分が完成したという実感が湧く。
 桜の胸元の珠の中の靄の流れが早くなっていく。黄色と青のマーブルは混ざり合うと光に変化し、珠の内部に溜まり、外部に溢れる。さながら珠は、満ちゆく月のようであった。
「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ――きゃ!?」
 やがて珠は完全に満ち、その次の瞬間、一斉に解き放たれた白い輝きが桜の全身を隈なく包み込んだ。
 今再びの出来事にどきりとさせられる桜。視界も白く塗られて何も見えないが、その姿は確かに変貌していた。
 最初に光が消えたのは身体の中心、胴体部分だ。先程までの薄ピンク色のハイレグ水着の形にこそ変わりはなかったが、その表面には光沢が艶めき、肌触りもよりしっとりと変化していた。
 それから両手両足そして頭の5方に向かって、光の中からその変化した桜の姿を現していく。
 脚は、強烈なハイカットによって腰から脚の付け根までを露わにするデザインはそのままに、太ももの半ばに蛍光灯に近い形状の白いリングが巻き付き、そこから下は水着と同じ生地が覆い尽くしていた。いわゆる、白い縁取りをしたオーバーニーソックスである。膝から下に残った光は弾けると同時に黒いハイヒールブーツに変わった。
 同時に腕にも、二の腕に装着された白いリングを縁とする薄ピンクのロンググローブが現れる。そして肘から手の甲までを防護する、黒いガントレットが装着される。
 首から這い上がった光は、桜の身体自体に変化を与えた。左頬には先程の仮面よろしく紅い星のマークが刻まれ、最後に髪の毛に纏わりついた光の輝きが消えると、桜の柔らかな黒の長髪は毛先まで輝く薄ピンクに染まってしまっていたのだった。
 あまりの変貌ぶりに、思わず桜はハイグレを中断してしまう。自分の手足の装備を目を丸くして見つめたり、今は豆電球ほどの光度に落ち着いたペンダントを眺めたり、着ている水着の生地に心を奪われたりした。
 魔王はそんな桜を矯めつ眇めつ観察して、何度目かの高笑いをした。
『ホーッホッホッホ! 成功だわ! ハイグレ戦士、サクラの誕生よォん♪』
「これが、ハイグレ戦士なのですか? 魔王さま」
 驚嘆の声で訊ねる桜に、魔王はそうよと頷く。
『ハイグレ人間がハイグレをすることによって溜まるハイグレパワー。アタシがあげたハイグレストーンの力によって大幅に増幅されたそれは、ハイグレ人間に戦うチカラを与える。それが』
「ハイグレ戦士、ですね。凄い……力が全身にみなぎってくる」
『アナタの言うとおりよ。でも、ハイグレ人間なら誰にでもできることって訳じゃないの。アタシはこの次元の狭間から、残った力を振り絞って適格者を探したわ。適格者は、普通の人間の中にも少なからず存在する。ケド、今の弱ったアタシにはそれを見つけることすら厳しかった。ただ、途中まで上手く行った子もいたんだけどねェ』溜息、そしてニヤリと桜を見て、『だけどね、今日やっとアナタを見出せた。アナタはアタシの声を聞き、ここへ来た。次に見事あのカードを引き当てた。最後にハイグレ人間に転向させ、ハイグレストーンを与えた。……結果は完璧、合格よ。アナタにはこれからハイグレ戦士となって、アタシのお手伝いをして欲しいの。言ってること、分かる?』
 桜は神妙に頷く。
「この力を使って、私が人間たちを、ハイグレに転向させる……」
『本当に賢いわね、アナタ♪ ハイグレ人間が増えれば世界にハイグレパワーが満ち、そしてアタシは力を取り戻せる。そしたらコソコソとこんな場所で隠れてなんていないで、表の地球をアタシの手でハイグレに染め尽くしてやれる。……全部憎きあンのヤローのせい……覚悟しやがれってんだアクション仮面……!』
「ま、魔王さま?」
 途中から語気を強めた魔王の様子に慌てて声を掛けた。するとすぐに元のキュルンキュルンとしたオカマ口調に戻る。
『あらヤダ、ゴメンナサイねぇ。コホン……ともかく、アナタの任務を教えるワ。その一、この町の中からハイグレ人間を複数人見つけなさい。でなければ、アナタの手でハイグレ人間にしてあげても構わないわ。あわよくばその中にハイグレ戦士の資質を持つ子がいれば尚更イイわ。そしたらここに連れて来なさい。ま、そもそもハイグレストーンを一つ生み出すのも今のアタシには一苦労なんだけどネ』
 ウフフと笑い、続ける。
『何人かがハイグレ人間に変われば、あとはジワジワ人数が増えていくはず。で、その二。仲間が充分に揃い、アタシが合図をしたら一斉洗脳作戦開始よ。なるべく時間を掛けず、町中の人間たちを一網打尽にハイグレにしておあげなさい。そのくらいの人数のハイグレパワーが集まれば、アタシも表に出ることが出来るわ。その時には待機させておいたアタシの部下たちを呼んで、日本中を手中に収める。そこまでいけば、地球がハイグレの星に変わるのに時間は掛からない。……まあ、これがベストなシナリオ』
「素晴らしいです! だけど、ベストでないシナリオもあるのですか?」
『作戦とか計画なんて、大概上手くは進まないものよ。きっといずれ、アタシの行動に気がついたアクション仮面が、またアタシを退治しに来るでしょうね。最悪の場合、計画の早いうちに見つかっちゃったら、パワーの足りないアタシなんてビーム一発で今度こそ死んじゃうわ。だから、くれぐれも慎重に動くのよ。ハイグレパワーさえ充分にあればアンニャローなんかに負けるはずはないの。そしてアクション仮面がいなくなれば、もうアタシを止められる存在なんていないわ。地球はアタシのものになる!』
 アクション仮面。初めてその名を耳にした桜にも、その響きには腹の中が煮えくり返るような思いがした。しかも、魔王の口ぶりからすれば魔王は一度そのアクション仮面に負かされているようではないか。だからこの次元の狭間と呼ばれる場所に逃げ隠れたのだろう。そして眈々と待ち望んでいた反撃は、自分がハイグレ戦士となった今日から始まる。桜の心に、熱い使命感が巻き起こった。
「私、ハイグレ魔王さまの野望を果たすために全力を尽くします!」
『ホホホ! いい声ね。その言葉、忘れないでネ』
「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!」
 桜はハイグレ戦士となったその姿で、胸を大きく揺らしてハイグレをした。弾むネックレスの珠――ハイグレストーンが、光を増していく。
『そうだサクラ、もう一つ忘れないで欲しいことがあるの』
「何でしょうか?」
『ハイグレ戦士となったアナタ自身についてよ。ただのハイグレ人間は体内にハイグレパワーを溜めておくだけだけど、ハイグレ戦士の力の源はそのハイグレストーンにある。ストーンにハイグレパワーさえあればハイグレ戦士にいつでもなれるし、念じるだけでいろんなことが――例えばハイグレ光線を出したり、普段以上の筋力を出したり、空を飛んだり――出来るわ。代わりにストーンからパワーが消費されていくけどね。で、もし一度でもハイグレ戦士となった者がハイグレパワーをゼロまで使い果たしてしまったら……ハイグレ戦士としてのチカラは永久に失われ、更に……いえ、わざわざ怖がらせる必要はないわね。とにかくハイグレパワーの残量には細心の注意を払いなさい』
 一体、パワーが枯渇したら何だというのか。魔王は口を閉ざしてしまった。
 ……魔王さまのお役に立てないだけでなく、まだ他にもあるなんて……!
『昔と違ってアタシは待つのには慣れっこになったわ。だから、ゆっくりだって構わない。だけど確実に、ハイグレの勢力を広げていってちょうだい。これが、アナタへの最後の任務よ』
 桜は早る胸を抑えこみ、大きく頷く。
「必ず、魔王さまのご期待に添えるよう、頑張ります!」
『アタシを失望させないでね?』
「ハイグレ!!」
 元気なハイグレの声を聞き届けて『頼んだわよ♪』と言った魔王は、出現してきた動きを巻き戻すようにカードの中へと帰っていった。
 と同時に周囲の闇がパッと消滅し、元の駄菓子屋の景色に戻った。そしてまた、桜の纏っていたハイグレ戦士のコスチュームもなくなっており、髪の色も黒に戻って、その場に立ち尽くす桜は薄ピンクのハイレグ一枚のみの出で立ちになっていた。
「魔王、さま……?」
 突然の帰還に焦る桜だったが、足元に散らばる食べかけのチョコビの脇に、魔王の刻印されたカードが落ちているのを見つけた。それを拾い上げ、手で汚れをはたく。
 すると首に掛かっていたハイグレストーンから、あの声が聞こえてきた。
 ――桜、そのカードは持ち帰って、無くさないように仕舞っておきなさい。それと、まだハイグレ姿で外を出歩くわけにはいかないから、アナタが着ていた服を戻してあげるわ。窮屈だとは思うけど、一時の辛抱よ。
「は、はい!」
 ペンダントからベンチへと迸った一筋の光が、そこに桜の制服と下着を復活させた。それは紛れもなく自分がついさっきまで着ていたもののはずなのに、何故かものすごい抵抗感を覚えた。着ることが汚らしく、不快に思えたのだ。しかし魔王の言う通り、これを身に着けねば家へすら帰れない。
 桜は嫌がる心を我慢して、ハイレグの上から服に袖を通した。これまで感じていた解放感が消え、狭苦しさに息が詰まる。ちなみに下着は鞄に仕舞ってしまった。
 ……だけど、こんなの今だけだ。早くハイグレ人間を増やして、外をハイグレ姿で歩けるようにしないと。
 ワイシャツの薄い生地の下にピンクの水着が透けて見えているが、例え前から誰かに見られてもタンクトップ程度にしか見えないだろう。とは言え背中は結構開いており、背後からだと水着と見破られる危険性もある。但し前提として桜は女性のため、女性用水着を着ていたところで深くは追求されないはずである。
 桜はスカートを捲り、局部を隠している面積の狭い水着を見た。
 ……人間の服を着ていても、私はハイグレ人間なんだ。魔王さまのために、頑張らなくちゃ!
 そう決意を新たにした桜は足をガニ股に開いて手を下ろし、制服を着たまま、
「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!」
 と三度ハイグレをした。ゾクリと走る快感に、一人満足気に頷く。
 その時、店先で誰かの足音がした。
 ……見られた!?
 慌てて桜が外へ出ると、交差点の角を曲がっていく誰かの、翻ったスカートの端を目撃した。そのデザインは、今桜が穿いているのと同じスカート。
「同じ学校の子……」
 そう考えると少々安心した。どうせ自分はここへ来て日の浅い転校生。自分のことを知っている生徒の方が圧倒的に少ないのだから、バレる心配はほぼない。まあ、ちょっとした噂くらいは立てられてしまうかもしれないけれど。
 ……“謎のポーズを取る女子生徒の怪”なーんてね。いつか自分達も同じようにポーズを取るようになるなんて、きっと考えもしないんだろうな。
 桜は我ながら可笑しくなってしまい、笑いながら鞄を手に取り、店を出た。

 ハイグレ魔王と桜の新たな野望は、こうして幕を開ける――。

   *Scene2-1:友達に続く*




 こ、こんな感じでどうでしょうか>>2さん!?

 前の記事で「ハイグレ小説はデウス・エクス・マキナが許されるから〆易い」と書きましたが、だからといってその原理は物語の始まりには何ら当てはまりません。
 単なるネタなら、(敢えて書き記したり設定したりする必要のない、作者の脳内の世界観の中に存在する、)人物の一場面をフォーカスあるいは切り取って表現するだけでいいわけです。しかし物語の体裁を整えるには、やはりそれなりの始まり方というものがあります。
 この物語でも、初め1/5は主人公・桜の身の上を、終盤1/5は魔王やハイグレ戦士についての解説に割くことになりました。また、これを書きながら、今後登場するキャラや展開を考えて、後で活かすための伏線なんかを張っていかねばならないのです。〆方に気を抜いて良い分、冒頭や設定には気を使わないと面白くはなりにくいですね。
 ちなみに「伏線」と言いましたが、もう何となく途中の展開とラストのオチは決まっています(まあ、掲示板に行って>>2さんのレスを見れば結末は一発で分かりますけど、そこへの「持って行き方」という意味での「オチ」です)。
 でも! これの続きを書く気力が再び蘇るかは分かりません! 太字にして言いました。

 これの執筆の同時期に、オリジナル長編のワンシーンを思いつきました。こんな身の上の子がこうして堕ちたらさぞかし無念だろうなグヘヘヘヘ、という感じです。
 このような思いつきがいくらか溜まっていけば、まだ白紙に近い長編の方に取り掛かれるかもしれません。
 逆にそうなったら、>>2さんのネタの続きは息抜き程度にしかできなくなるかも……。
 なので今のうちに謝っておきます。エターナったらすいません(誰か書いてくれる人がいるなら、今後の展開のアイデアをお伝えしますので是非メールで)。


 驚いたのですが、魔王さま登場のご要望って多いんですね……。
 それだけハイグレの象徴としてのカリスマ性を持っているのだろうか、あのモヒカンが……(こういうことを言うと不敬罪でジャージの刑ですか?)
 >>2さんと>>4さんのネタが似て非なるもの、というあたり、人それぞれ求めるところが違うんだなぁと痛感しました。
 初めは両方混ぜて一つの物語にできないかなと画策したのですが(双子の姉弟で、片方はアクション仮面側、片方はハイグレ魔王側という感じで)、なかなか固められずに>>2さんの方だけとなってしまいました。

 他の方々の小説やSSを読んでいても、結構魔王さまが出てきます。でもいざ自分が書いてみると、口調の「魔王っぽさ」を出すのがすごく難しかったです。というかこれで大丈夫でしょうか?
 野沢さん……名演技すぎますよ……。

 あとは他の方々繋がりだと、やはり「ハイグレ戦士(洗脳されてハイグレ軍側に従う特別な戦闘員)」「アクション戦士」の登場や要望も多い。みんな「戦うヒーロー/ヒロイン」が好きなの?
 そうするとそのコスチュームデザインもしなきゃいけなくなって……これも「それっぽさ」が必要ですよね。
 香取犬版「ハイグレ戦士」のコスチューム、皆様の目にはどう映りましたでしょうか?
 面倒だから以降別作品にも使いまわそっと

 原作中のチョコビって、どんな感じなんでしょ?
 昔売ってた(今もあるの?)、固形のチョコ味タブレットのようなチョコビなら食べたことがありますが。



 ではこんな感じで今回は終わります。
 更新頻度は遅いですが、時々見に来てくださると嬉しいです。私書箱(掲示板)の方もよろしくです。
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tag : リクエスト 転校生はハイグレ戦士

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初めまして☆

こんにちは!初めてコメントさせていただきますとっしーと申します☆

自分もすっかりハイグレが大好きになってしまってます。

ハイグレ戦士、めっちゃ続き読みたいと思ってます!!

お忙しいとは存じますが、ぜひぜひ続きを書いていただきたいです(^^)

ネタ投稿も随時させていただこうと思っているので、今後ともよろしくお願いします!

ハイグレ戦士・・・考えただけで最高です☆
プロフィール

香取犬

Author:香取犬
ハイグレの洗脳を受けて早幾年
遂に自らハイグレ小説を書くようになってしまいました
いつでもネタ募集中です
酉◆RYenwqtp9Y

関連リンク
新興宗教ハイグレ教
 →ハイグレアイドル候補生!
ハイグレ小説王国
 →変わりゆく若人たち
 →帝後学園の春


*応援しています*
ハイグレ第参ホール by参式
悪堕ち・洗脳・ハイグレ 絵とSSのひととき by正太郎
ハイグレ帝国史 byソラ
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